個人間融資掲示板は使ったらいけない!安全性のかけらもない

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信用情報機関に登録される信用上に問題があり、思うようにキャッシングの利用が行えない方たちの間で「個人間融資掲示板」の存在が注目されています。

個人間融資では金主の了承さえ得られれば審査もなく借入が行えることが注目を集める理由だと考えられますが、個人間融資掲示板は貸金業の許可を得ていない闇金や融資をエサに詐欺行為を働く詐欺業者が情報掲載しているケースも少なくないため安全性が全く保証されません。

金策に悩み藁をも掴む思いで融資を希望する利用者をカモにする悪徳業者の被害者にならないために個人間融資掲示板について考えます。

マネーおじさん
結論から先に言っちゃって申し訳ないけど、個人間融資掲示板は使うべきじゃないんだ。危険なんだ。

個人間融資掲示板での融資の流れを簡単に解説

まず「個人間融資」ですが、一般的に行われている友人・知人・家族などから借り入れる個人間の借金ではなく、インターネットやSNSを介して面識のない第三者からの借入を個人間融資として紹介します。

そもそも個人版融資掲示板利用とは?

個人間融資掲示板はその名のとおり個人的に融資を行う名目で融資額・融資方法・返済方法などの融資条件が掲載されるインターネット上の掲示板です。

「再出発支援!」や「ブラックでも大丈夫!」、「即日融資可能!」など一見お金持ちが金策に困っている人にお金を貸して救済するかのように見えるうえに金融機関で行われる審査が存在しないため魅力的に見えるのが特徴だと言えます。

個人版融資掲示板利用で謳われる融資の流れとは?

一般的に個人間融資掲示板で謳われている融資の流れは以下のとおりです。

  • 貸主が融資条件、借希望者が借入希望額や使用用途などを掲示板に公開する
  • 借入希望者が貸主、貸主が借入希望者に連絡を取る
  • 融資額・融資条件などの交渉を行う
  • 交渉が成立すれば融資が行われる

融資の流れを見る限りでは個人間で金銭の借り付けを行う際に取り交わされる一般的な流れで、善意の第三者が慈善的に融資を行うように見えますし貸主のプロフィールや申込み時に必要な情報は常識的なものとなっています。

マネーおじさん
偽善的な煽り文句といかにも簡単に融資を受けられるような誘い文句!胡散臭さと怪しさが漂うのが個人間融資掲示板なんだ。

個人間融資掲示板に情報掲載するのはどのようなタイプの人間なのか?

個人間融資掲示板に情報掲載している人は融資を行う側と借入を希望する側で大きく異なりますが次に挙げる4つのタイプに大別できると考えられます。

  • 経済的に困窮し藁をも掴む思いで情報公開する借入希望者
  • 出会い系的な利用を考えている貸主と借入希望者
  • 慈善的発想で人助けを目的とするエンジェル的貸主
  • 実態を隠し獲物を物色する闇金業者や詐欺師

経済的に困窮し藁をも掴む思いで情報公開する借入希望者とは?

借入希望者の存在は個人間融資掲示板の利用者にとって危険性の高いものではないと考えられますが、金策に行き詰まった際に融資を募る目的で掲示板に自分の情報を公開する可能性も否定できませんので取り上げて紹介します。

個人間融資掲示板で借入を希望する人は間違いなく金融事故を起こし、信用情報に問題があるため金融機関からの融資を受けられない状態に陥っている人だと言えるでしょう。

個人間融資掲示板に情報公開するということは「騙してください!」と名乗りを上げているようなものですので、残念ながら資金繰り問題の解決には繋がりません。

また「個人間融資掲示板を利用したお陰で問題解決ができた!」という書き込みも存在しますが、借入希望者を装ったサクラによる書き込みであることは間違いないと考えられますので、真に受けないように気を付けるべきでしょう。

出会い系的な利用を考えている貸主と借入希望者とは?

様々な形の出会い系サイトが存在しますが、個人間融資掲示板を利用して女性に融資を行う見返りとして関係を迫る貸主や受けた融資を金銭ではなく関係を持つことでの返済を仕掛ける女性の借入希望者も一定数存在します。

慈善的発想で人助けを目的とするエンジェル的貸主とは?

投資の世界では営利目的よりも社会貢献の概念で慈善的な投資を行うエンジェル投資家が存在しますが、個人間融資の中にも非常に稀にエンジェル的貸主が存在します。

しかし、慈善的な融資を行ってくれるエンジェル貸主の存在は非常に少数であることから、個人間融資掲示板の中で巡り合える確率は極めて低い状態だと考えられます。

実態を隠し獲物を物色する闇金業者や詐欺師とは?

極めて稀に存在するエンジェル貸主とは逆に個人間融資掲示板に数多く生息し、獲物を物色しているのが闇金業者や詐欺師などです。

金融庁から貸金業者としての認可を受けていない非合法な金融業者である闇金は、高額の貸付利息を設定し強硬な取り立てを行う犯罪行為を平気で行いますし、詐欺師は融資を匂わせながら手数料や保証金、個人情報などを騙し取ります。

個人間融資掲示板はこれらの闇金業者や詐欺師の温床となっている状態であることから非常に危険だと考えられます。

マネーおじさん
残念だけどエンジェル貸主と遭遇するチャンスはほとんどないんだ。

個人間融資掲示板にいるのは悪質な闇金業者と詐欺師など絶対付き合いたくない危険なタイプの人間ばかりだと思うんだ。

個人間融資掲示板とは?掲示板の存在に違法性はないのか?

個人間融資情報を掲載する掲示板ですが既に紹介したように貸主の融資条件を掲載するものと、借入希望者の情報を掲載するものに分かれます。

掲示板によっては貸主の投稿の禁止や斡旋業務を行っていないこと、出資法や利息制限法の範囲内での融資を啓蒙するなどの手段で合法的に運営していることを主張する掲示板も存在します。

個人間融資掲示板で公開されているのは、あくまで貸主の情報と借入希望者の情報であり個人間融資の交渉は当事者同士が直接行うことで掲示板サイト運営者が関与するところではないことから個人間融資掲示板の違法性を問うことは難しいと考えらます。

個人間融資掲示板の存在は「現時点では違法性が高いと考えられるものの違法性を問うことができないグレーゾーン」であることで数多くの個人間融資掲示板が存在し得るのだと言えます。

個人版融資掲示板利用による被害の実例とは?

既にふれたとおり個人間融資掲示板の存在自体は現状では違法性を問うことができませんが、掲示板サイトを利用することで次に挙げるような被害が発生しているのも事実です。

  • 個人だと思っていた貸主が実は闇金業者だった
  • 高額な貸付金利を請求された
  • 勝手に口座振込みされ借入元金が大きくなり高額の返済を迫られた
  • 保証料や手数料の名目でお金を騙し取られた
  • 性的関係を強要された

実際に過去にはこういった事例もありました。

自営業の男(39)らは、平成29年1月、個人間の融資を仲介しているインターネット掲示板に、融資希望者に対して融資をする旨の虚偽の情報を書き込み、応募者に本人確認審査と称して、携帯電話のキャリア決済に必要なID・パスワードを送信させた上、これを使用して携帯電話会社決済用サーバに不正アクセスし、電子マネーをだまし取った。同年10月、不正アクセス禁止法違反(不正アクセス行為)で逮捕した(北海道)。

引用元:国家公安委員会

個人だと思っていた貸主が実は闇金業者だった事例

個人間融資掲示板では多くの闇金業者が借入希望者からのアクセスを手ぐすねを引きながら待ち受けています。

「個人間融資のほうが闇金よりも安全そうだから」という理由で個人間融資掲示板の利用を検討する方も少なくありませんが、ネット上で知り合ったばかりの面識のない相手に融資を行うことは貸主にとって非常にリスクの高いことであることを考えれば「何故融資をしてくれるのか?」という理由が想像できます。

手段を選ばず回収を行う闇金業者は融資を返済させる自信があるからこそ、個人間融資掲示板でカモを待っていると考えられます。

高額な貸付金利を請求された事例

融資に対する貸付金利は出資法や利息制限法で上限金利が定められていますが、個人間融資と金融業者の融資では次のように上限金利が大きく異なることから、法的知識が乏しい借入希望者に対して闇金業者は高額な貸付金利を請求してきます。

出資法・利息制限法で定められた上限金利は次のとおりです。

  • 個人間融資:出資法(年利109.5%)・利息制限法(年利20%)
  • 個人間融資:出資法(年利109.5%)・利息制限法(年利20%)

実際に2019年2月21日には千葉県で1,000%を超える超高金利で融資を行っていた闇金業者が逮捕されています。

出資法違反(高金利)、組織的犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)及び窃盗(払出盗)事件で男4人を逮捕(生活経済課)

平成30年8月31日から同年10月11日までの間、市川市富浜で貸金業を営み、計4回被疑者らが管理する他人の口座に振込送金を受ける方法で、法定限度利息合計を超過する利息を受領したほか、貸付の元金及び法定の利率を超えた利息を他人名義の口座に振込送金により入金させ、犯罪収益等の取得事実を仮装した自称建築業の男(38)ら3人を2月21日逮捕。

また、平成30年10月9日午後零時30分頃から同月16日午後3時2分頃までの間、神奈川県横浜市のコンビニエンスストアほか5箇所で、それぞれ設置された現金自動預払機に不正に入手したキャッシュカードを使用して現金を引き出した会社員の男(47)を2月21日逮捕”

引用元:千葉県警察公式サイト最新事件・事故ファイル

勝手に口座振込みされ借入元金が大きくなり高額の返済を迫られた事例

融資を受ける際に指定した口座に勝手に現金を振込み膨らませた借入元金と高額な金利の返済を迫る手法を「押し貸し」と呼びます。

場合によっては現金が振り込まれたことに気付かず請求されて初めて莫大な借金の額に驚かされるというケースも存在します。

保証料や手数料の名目でお金を騙し取られた事例

融資をチラ付かせた後に「返済能力を確認したい」などの口実で保証料や手数料の振込を求められ、振込を行った後に貸主が音信不通となる振り込め詐欺の手口が個人間融資掲示板利用者の間で報告されています。

性的関係を強要された事例

融資を条件に「裸の写真や動画を送ることを要求された」、「ホテルに連れ込まれた」、「返済免除チラつかせ愛人関係を求められた」など借入希望者の弱みにつけ込み性的関係を強要する事例も珍しくありません。

マネーおじさん
善意に見える人がいたとしても全部危険な人だと思うべきなんだ。

個人間融資は違法行為?取り締まりの対象となるのか?

個人間融資は合法的なものと違法であるものに分けられますが、合法・違法のボーダーラインとなるものが以下の3点です。

  • 不特定多数の人間に融資を行っている
  • 継続的に融資を行っている
  • 貸付金利によって収益を得ることを目的にしている

の3点となり上記に抵触している場合は貸金業を営んでいると判断されますが、抵触しない限り個人間融資自体は違法行為ではありません。

しかし前項で紹介した被害実例の多くは犯罪行為として刑事処分や民事処分の対象となり得る行為であることから、個人融資そのものではなく被害実例によって訴えることは可能だと言えます。

個人間融資そのものの違法性を実証することよりも、付随する違法行為が取り締まりの決め手になると考えられます。

マネーおじさん
法律の網の目に潜むグレーソーンだから警察も規制に乗り出せないから、被害にあっても誰も助けられないって危険があるってことなんだ。

一般的な金融機関を利用できない場合の有効な金策方法とは?

仮に金融事故を起こし信用情報に問題がある場合でも、通常完済から5年が経過すれば信用情報機関のデータベースから事故情報が消去されますので、まずは金融事故情報が消去されるのを待つのが得策です。

仮に金融事故履歴がなく貸金業法の総量規制で定める借入額上限(利用者の年収の1/3)に達しているためキャッシングができないのであれば、債権を一元管理する「おまとめローン」の利用を検討するのも良いでしょう。

おまとめローンは消費者保護が適用されるため総量規制の対象外となります。

マネーおじさん
消費者金融の提供する融資商品なら貸金業法や出資法、利息制限法が適用されるから安心して利用できるってことだけど、計画的な借入がポイント!

個人間融資掲示板のまとめ

インターネット上に公開された情報にアクセスするだけで簡単に融資を受けることができる個人間融資掲示板の情報掲載者は次に挙げる4タイプが存在すると考えられます。

  • 経済的に困窮し藁をも掴む思いで情報公開する借入希望者
  • 出会い系的な利用を考えている貸主と借入希望者
  • 慈善的発想で人助けを目的とするエンジェル的貸主
  • 実態を隠し獲物を物色する闇金業者や詐欺師

借入を希望する書き込みに対して貸主として情報公開をしているのは善意の融資を行う貸主を装った悪質な貸主であることが多く、「金策に行き詰まった借入希望者を食い物にする闇金融業者や詐欺師」が大半を占めていると言えるでしょう。

  • 貸主が個人ではなく闇金業者だった
  • 高額金利を請求された
  • 押し貸しの被害に遭った
  • 振り込め詐欺の被害に遭った
  • 性的関係を強要された

などの被害の実も確認されていますので、安全性のかけらもない個人間融資掲示板は絶対に利用すべきではありませんのでくれぐれも注意してくださいね。

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